忍者ブログ
人に話したいけど、ちょっと話せないヲタ話。 とは云うものの、結構真面目です。
カレンダー
04 2025/05 06
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
Donkey's ear
性別:
非公開
自己紹介:
エキセントリックな旦那と結婚し、現在オーストラリア在住。考えてみれば、エキセントリックなことばかり好きじゃないかわたし。
QRコード
ブログ内検索
フリーエリア
Google
[196] [195] [194] [193] [192] [191] [190] [189] [188] [187] [186]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ブリスベンにて、なぜこんなところにこんなものが! と思いつつ、久々に御法度を見た。
DVDにタイトルが出るまで思い出せなかったのだが、英語タイトルはどうやらタブーらしい。
それでは吉原理恵子の話と混じるじゃないか。
(と云いつつ、吉原理恵子が書いたかどうか、さらに内容も覚えていないが)

大島渚監督の衆道をテーマにした映画である。
「武士道とエロス」読後の私には、ちょうどいい復習になった(のか?)

松田優作の息子、松田龍平扮する美少年剣士、加納惣三郎(名前もかっちょいい)が新撰組に入ってきたために、隊の雰囲気は乱れ、時期遅めの衆道花盛り……。
(衆道の流行りはもうちょっと前)
になってはないが、いや~、これはなかなかに興味深い。

浅野忠信(役名忘れた)が加納くんをヤッテしまったらしい。
そこから加納君の人生が少し変わったと思われる。
人を殺せるからと新撰組に入隊した加納くんだけど、自分の美貌で男が動かせると云うのもおもしろかったんだろう。
前髪を切ることも、女を抱くことも頑なに拒絶する。
浅野忠信(だから、役名が……)のことはどうでも良かったらしい。が、それでも彼に対してはイマイチ強く出られない(稽古中とか)あたり微妙だ。
なんぞと、BL的なことも云ってみたりして。

18で前髪切るだの切らぬだの云ってるから、前はどうしてかなあと思っていたが、この時代には早くから前髪を切ってしまうものが多かったのね。
契りを交わせば、その人一筋という男色の関係が普通なのに(そして、嫉妬などで殺人事件などになり危険な男色)他の相手ともそういう関係になってしまう惣三郎……。
まあ、固い契りの男色ばかりと誰が云えよう。
きっと自由奔放な男も中にはいたに違いない。
(でも、そういう環境での自由奔放はちょっと怖い)

最後、なんでビートたけしが桜を切るんだ、と聞かれたが、どーもやっぱりあれは美しいものが滅びることを象徴しているのね。
しかし、松田龍平はあのころの美少年顔なのか。
ただのアイドルを持ってこない辺りに新鮮さを感じるけど。
原作(司馬遼太郎)も読みたくなったわ。
御法度
御法度

新選組血風録
新選組血風録

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]