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人に話したいけど、ちょっと話せないヲタ話。 とは云うものの、結構真面目です。
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エキセントリックな旦那と結婚し、現在オーストラリア在住。考えてみれば、エキセントリックなことばかり好きじゃないかわたし。
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最近、シックスフィートアンダーを見始めた。
3回目まで見たことあったんだが、今回久々に再開したので最初から見直した。
これ、最初はどうかな? と思ったんだがだんだん面白くなる。
葬儀屋家族の話で、毎回人が死ぬ。
でもメインはどこにでもある家族の話、と云ってもどこにでもいるような家族じゃないかもしれないが。

長男デイビッドはゲイ。ロースクールを諦めて家業を継ぐことにした。
のにも関わらず、第一回で死んだ父親の遺言には、次男ネイトとともに家業を相続することに。
その次男ネイトはシアトルに住んでいて早々から葬儀屋家業から逃げ出していた。
妹のクレアは葬儀屋の車で学校に通っていて、学校でも変わり者扱いされている。
母親は旦那が死んで取り乱し、なぜか自分の浮気のことを子供に告白する。
真面目で、硬そうな母なんだけど。

こんなどこにでもいそうでいない家族の関係をリアルに扱ったのがシックスフィートアンダー。
アメリカンビューティーのシナリオを書いたアランボールの製作。
アメリカンビューティーも見たけど、なんか微妙やなと思ったんだが。
シックスフィートアンダーのほうが断然面白いね。

長男デイビッドは真面目なゲイなんだけど、それでもたまに、ん? これはQueer as folk?
と化すことが(ちょっとだけ)。
教会にも行って、助祭(って云っても何か分からんが)にもなるのだが、ゲイってことを
告白して結局辞めることに。
最初ゲイってことをひたすら隠していた彼はそれが原因で彼氏とも別れることになったり、
たまに可哀相になる。
シーズン2になるまでにはちょっとその悩みも消えてきたかも。

そんな教会とゲイの関係を見ていて、たまに新聞で読む”教会がゲイ追放”の記事を
思い出した。
ドラマの中で、ゲイは克服できるもの、とか云うタマゲタ意見をのたまうジジイがいて、
一体いつの人ですか? と思った。
いかん、いかん。世の中こういう人もいるのだ。
そう云えば、ゲイだと云うだけで夜中に叩き殺された男の子が葬儀屋の客の中にいたな。
現代版ブロークバックマウンテンと云うか。
こんなことをする奴は、他にすることないのか。

たまに、葬儀屋に担ぎこまれる人たちの死因を見てると、身近であったことだったりして、
ちょっとだけブルーになったり。
人っていつか死ぬし、いつ死ぬかは分からない。
皆生まれたときから死ぬ運命なんだよなあ。
とふと気づく。
なのに私は、こんなんでいいのか!!

と思うだけなんだけどね。
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ブリスベンにて、なぜこんなところにこんなものが! と思いつつ、久々に御法度を見た。
DVDにタイトルが出るまで思い出せなかったのだが、英語タイトルはどうやらタブーらしい。
それでは吉原理恵子の話と混じるじゃないか。
(と云いつつ、吉原理恵子が書いたかどうか、さらに内容も覚えていないが)

大島渚監督の衆道をテーマにした映画である。
「武士道とエロス」読後の私には、ちょうどいい復習になった(のか?)

松田優作の息子、松田龍平扮する美少年剣士、加納惣三郎(名前もかっちょいい)が新撰組に入ってきたために、隊の雰囲気は乱れ、時期遅めの衆道花盛り……。
(衆道の流行りはもうちょっと前)
になってはないが、いや~、これはなかなかに興味深い。

浅野忠信(役名忘れた)が加納くんをヤッテしまったらしい。
そこから加納君の人生が少し変わったと思われる。
人を殺せるからと新撰組に入隊した加納くんだけど、自分の美貌で男が動かせると云うのもおもしろかったんだろう。
前髪を切ることも、女を抱くことも頑なに拒絶する。
浅野忠信(だから、役名が……)のことはどうでも良かったらしい。が、それでも彼に対してはイマイチ強く出られない(稽古中とか)あたり微妙だ。
なんぞと、BL的なことも云ってみたりして。

18で前髪切るだの切らぬだの云ってるから、前はどうしてかなあと思っていたが、この時代には早くから前髪を切ってしまうものが多かったのね。
契りを交わせば、その人一筋という男色の関係が普通なのに(そして、嫉妬などで殺人事件などになり危険な男色)他の相手ともそういう関係になってしまう惣三郎……。
まあ、固い契りの男色ばかりと誰が云えよう。
きっと自由奔放な男も中にはいたに違いない。
(でも、そういう環境での自由奔放はちょっと怖い)

最後、なんでビートたけしが桜を切るんだ、と聞かれたが、どーもやっぱりあれは美しいものが滅びることを象徴しているのね。
しかし、松田龍平はあのころの美少年顔なのか。
ただのアイドルを持ってこない辺りに新鮮さを感じるけど。
原作(司馬遼太郎)も読みたくなったわ。
御法度
御法度

新選組血風録
新選組血風録

遅ればせながら、DVDを借りてきた。
と云っても、これ思い切りオーバーナイトオンリーだったので新作DVDだ。
激しく嫌がるかしらと思ったが、パートナーはあっさりOKした。
やっぱりゲイのお友達が多いからか。
いい映画と評判だしな。

てことで、二時間ちょっとのこの映画、カウボーイ英語分かりにくい。
字幕がなくては、絶対に分からない。字幕があってもわかりにくい。fella ってfellow のことか? なぜ、We was なんだ。わざとか?
とくだらないつっこみを心の中で入れながら見ていた。

1963年、二人の青年が仕事先で出会い(どこだったか忘れてしまった)関わったことから、二人の絆が……。
今とは違ってゲイに偏見があったころの話で、一緒にいたくても、状況がそうはさせないと云った感じ。
二人とも見た後、考え込んでしまった。

continuous unsatisfactory life には考えさせられちゃったよなあ。
(いやこういうセリフだったかどうかしかとは思い出せないが)

そんなわけで、二日ぐらい引きずって考えさせられてしまった。
(まだ二日しかたってないが)

ちなみに、二人の初めてのシーンは、私のほうがおいおいいきなりそんな……と思ったのに対し、旦那は結構冷静に見てたのが印象に残ったわ。

ブロークバックマウンテンは舞台はアメリカだが、実際に撮影が行われたのはカナダだと。
主人公役のヒースレジャーはオーストラリア人だ。
ちなみに、どっちがどっちだか知らなかった私は、ずっとジャックのほうがヒースレジャーだと勝手に思い込んでいた。

そんなわけで、色んな人にお勧め。
B000EXZA1Wブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション
アニー・プルー ラリー・マクマートリー ダイアナ・オサナ
ジェネオン エンタテインメント 2006-09-22

by G-Tools

先日の新聞で、その昔、有名だったカストラートの骨が見つかって、骨と声の関係を調べるとか何とか書いてあった。
カストラートは昔、映画にもなって(見てはないけど)知っていたが、カストレイションって英語はそのまま去勢って意味だったとは知らなかったよ。
去勢した人って意味なのか。
歌手って意味じゃなかったのか。
がーん。
と驚く前に、Oで終わる英単語はあんまり見ないから、外来語って分かるだろう。

カストラートとともに思い出されるのが中国の宦官なのだが、あいにく宦官って言葉が思い出せなくて苦しんだ。
浅田次郎の小説「蒼穹の昴」にも登場するあの宦官、ってことでネットで調べなければ思い出せなかった。
ちなみに英語では、eunuch。旦那が知っていたので辞書を引いたほうが早かった。
(ちぇっ)
(ちなみに宦官は歌手とは無関係)

記事によれば、去勢がイタリアで禁止されたのは1870年だそう。
歌のために男を諦めるとはある意味凄い男らしいぜ、と今さらながら思ったのだが、いやホント、宦官になるために去勢するのもそうだが、イタリアの去勢手術の成功率はどのぐらいだったのかしらん。
と妙に興味が湧いた。
というのも蒼穹の昴の中で、中国では去勢手術の技術が進んでいた。て話があったような気がしたからだ。

私は男ではないが、自分の体の一部を切り取るなんて考えただけでも恐ろしい。
ましてや、大事な一物ではないか。
男か、女かを決めるモノだしね。
切れば、喉頭の成長が止まるとか。ホントなのか?
だとしたら、女性になりたい男性は早めに切ってしまったほうがいいのか?
う~む。
私も喉仏が少し出てるのだが。
声が低いから喉仏が出ているのか、それともちょっと喉仏が出てるから声が低いのか不明だ。
(女でも喉仏は所有している場合もあるという見本)

カストラートってオペラで女性役やってたんか。
とこの記事を読んで今ごろ知った私は、頭の中で色んな想像が……。

(本(カストラート)を持っているが読んでない。と思ったら、まさに記事の人の話だった! がーん)

ちなみに記事はこちら
http://www.theaustralian.news.com.au/story/0,20867,19783105-30417,00.html
草の花」は福永武彦の小説で、しっかり男と男の恋愛話であった。
なにがなんだか忘れたが、結構気に入っていた。
最近、本の整理をしていて、恐らくその流れで買ったと思われる、同じく福永武彦の「独身者」を読んでいる。
別に男同士の恋愛話という情報は入っていないので、恐らくふつうの小説なのだろうが、題名が題名だけに心弾ませて読んでたりする。
結核にかかった高校生が出てきている。なんか他人事じゃないな。
今日この頃。

この「草の花」薄い本なのでポケットに入れて持ち歩いていたところ、何かのはずみでトイレに落としてしまい、さようなら~♪
もう一度買い直した覚えがある。
だからよけいに思い入れがあるのかしらん。
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