そんなことまで云うこと聞くか

私がちょうど日本にいなかったとき、九州で信じられないような事件が発覚した。
一人の男の脅威で、家族が家族を殺していく。
ちょっと聞いただけでも異常、非情な恐ろしい事件だ。
きっと日本では物凄い話題になったに違いない。
小耳に挟んだだけの私でも、ずっと頭から離れなかった。
つい最近になって、またその事件のことをテレビでやっていた。今裁判をしているからだと思うが、事件は２００２年発覚、ホントに裁判は時間がかかる。

男は共犯の女の家族を巻き込んで、利用し、その価値がなくなると一人ずつその家族に殺させていた。
どうやったらそんなことができるんだろう。
話だけだと信じられない。当事者でないから理解しにくいのだろうが、詳しく聞いてもやっぱりどこかで誰かがもっと早くにこの呪縛から逃れられていたらと思う。

脅迫と拷問とで人の心をコントロールする。
なかなか、普通の人ではできない気がする。一人じゃなくて、複数の人間をこの手で操るなんて訓練してもなかなかできないだろう。
あらためてこの事件の犯人、松永太の話を読んだら、野放しにしておけない残忍な男だった。
読むだけでも恐ろしい。
布団売ってる時点で捕まればよかったのに。

オウムの麻原彰晃を思い出したけど、この手の人間はホントに危ない。
ヒトラーとかもきっとこんなんだったんだろうなあ。
頭がいい、とかとは別問題で、人を自分の思い通りに動かすことができる奴って怖い。

北九州監禁殺人事件
そのうち読みたいと思っている。
なぜ家族は殺し合ったのか (新書)

連続殺人犯って

連続殺人犯って大体男だ。
どこかおかしい、もしくは猟奇殺人についてはついつい追っかけてしまう私でなくても、連続、大量、もしくは猟奇殺人って男が犯人なのが殆どだと気づいてるはずだ。
フェティストも男が多い。
マニアックな人も男に多い。
あれって何でだろう。

女に連続殺人犯がいないわけじゃないけど、本当に少ない。
しかも女性の殺人犯はなんとなく思考がどういうふうに変化したか追跡できるような気がするんだけど、男はさっぱり分からない。
人の皮をはがして身に着けるって、そんなもん、どうやったら思いつくんだか教えて欲しい。
白人の肉食べたいとかなあ。
少年をナンパして、家に持って帰って殺したとか。
分からん。
分かったら怖い。

大体、見るからに変な人って怖くない。
なぜなら、見るからに変だから。
そこで、こりゃまずいぞ、って危険を察知できる。
世の中、見るからに普通な人が変なことしでかすから危ないのだ。
かく云う私も被害にあった。
だから身をもって云えるのだが、危ない人は見た目が普通である。

ヤバイと気づいたときにはもう遅い。
見分ける方法があったらいいのにな。

連続殺人犯じゃなくても、最近訳の分からない切れたモン勝ちの犯罪は多いけど。